昨年度、第1回目を開催し、「参加してよかった」「今までどうしたらいいかわからなかったことがわかるようになった」「医療現場に是非もっと広めてほしい」など大変ご好評をいただきました。
対人援助の現場において「難しい」、「対応に困る」といった経験は多くの方が持っておられるのではないでしょうか。時には「問題行動をする人」「ややこしい人」というように感じてしまうこともあるのかもしれません。しかし、それはサポートする側の反応や「トラウマ(trauma)」の視点が欠けているなど「誤った対応や反応をしてしまっている」がゆえに生じていることがあり、トラウマの視点を持つことは、当事者の生きづらさを理解することにつながり、結果的に「困難」ではなくなることが往々にしてあります。
本講座では「トラウマ」をベースとして、「アタッチメント」「境界線」「解離・解離性同一性障害」というキーワードを軸に学び、実践に生かしていただける内容となっています。また、参加者自身も大なり小なり何らかのトラウマを持つ一人の人として、自身の反応や傾向について気づく機会にもなります。共に学んでいただくことで、共通の知識・言語をもった密な地域連携にもつなげていきたいと考えておりますので、是非多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
【タイトル】
トラウマ連続講座「困難ケース」をトラウマの視点から捉えなおす
【開催日時・内容】
全土曜日 14:00から18:00
8月20日 トラウマにまつわる基本的知識
9月10日 人間関係における境界線
10月15日 アタッチメントとトラウマ
11月5日 解離・解離性同一性障害1
12月17日 解離・解離性同一性障害2
2023年1月7日 当事者に寄り添った支援のために
*各回オンデマンド配信があります
*会場とオンラインのハイブリッド開催となりますが、各回、後日オンデマンド配信を
いたしますので、スケジュールが合わずとも後日ご視聴いただくことができます
【講師】
NPO法人レジリエンス代表 中島幸子さん 米国法学博士 社会福祉学修士
【対象】
臨床心理士・障害福祉・精神科医療・教育・男女共同参画などに携わる支援関係者
または各分野で学ぶ大学生・大学院生
【定員】
会場参加者20人
・人数に限りがありますので、全6回受講者を優先させていただきます
・講座開催日、京都府に緊急事態宣言が発令された場合は、オンラインのみとなります。オンライン環境がない方はご相談ください
オンライン参加者50人
・オンライン会議システム「ZOOM」を使用します。参加希望の方は「ZOOM」アプリのダウンロードとインターネット接続環境をご準備いただく必要があります。通信費・回線費などは参加者のご負担となります
【参加費】
全6回お申し込み 20,000円
単発でのお申し込み 4,000円
学生:全6回 16,000 円 単発 3,000円
【申込方法】
下記アドレスにお名前、ご所属、臨床心理士の方は臨床心理士番号と共に
お申し込みの旨ご連絡ください。
・メール受信後、お申し込みフォームのリンク、振込先など詳細をご返信いたします
・メール送信後、1週間経過しても返信が無い場合は、お手数ですが問い合わせ(kurakotsulab.kenshu@gmail.com)ください
・お申し込みは、申込フォームの入力ならびにお振込みにて受け付け完了となります
【新型コロナ対策について】
・会場参加の方は、事前の検温、会場内でのマスク着用、手洗い消毒をお願いいたします
・会場内では、フィジカルディスタンス、除菌、換気いたします
【助成】
公益財団法人JR西日本あんしん社会財団
【主催】
NPO法人暮らしのコツ研究所
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